東京都知事、石原慎太郎氏(以下敬称は略します)は、私の好きな人の一人です。もちろん面識など有りません。私が彼を知ったのは、いまから56年前(昭和31年・1956)、「太陽の季節」という、若い人達の生活を、描いた映画が上映されて、その原作者の名前が、石原慎太郎でした。この小説を書いたとき、彼は一橋大学の学生で、芥川賞を受賞したことも、当時の大きな話題でした。
いまは日本経済はデフレーションで苦しんでいますが、この頃の経済発展は凄いものがありました。定期預金の金利なども今に比べれば、大変な高金利でした。郵便局の貯金(いまのゆうちょ銀行)の金利も断然高かったです。現在のインターネット銀行の金利が高いといっても、比べ物になりません。とても懐かしい時代です。
そしてです。映画の主演俳優が彼の弟、石原裕次郎で、背は高く美男でしたので、人気はウナギ上りで、デビュウ直後の数年間は、毎年10本も映画を作り、私達観客を楽しませてくれました石原慎太郎の書く文学作品は、難しくてあまり理解できませんでしたが、後日になって弟が主演した、映画の原作や、場合によっては、脚本も書いていたことを、知りました。
その彼が、突然、参議院議員の全国区に立候補し、作家から政治家への転身で、世間はビックリしましたが、これは、彼なりの理由があったのでした。その結果は、300万票獲得し、最高点で当選しました。このときの彼のキャッチフレーズは、「石原裕次郎の兄です」でした。世間は期待しましたが、一人では何も出来ず、歯がゆい思いをしたようです。
それだからこそと、都知事に立候補したのでした。最初は、落選しましたが、次回は当選し、いまは四期目に入っています。彼の発言は、歯に衣を着せぬところがあるので、しばしば物議を、引起こして、謝罪させられていますが、彼の言っていることは、このままだと、日本は、日本人は駄目になる。それに早く気が付いて欲しいといっているのです。都議会や、記者会見で、刺激の強い言葉を使うのもこのためでは、ないのでしょうか。