私はこの人、石原慎太郎の、名前を知ったのは、昭和32年(1956)に、映画俳優として現れた、石原裕次郎の兄だということでした。

彼の出演する映画が上映される、映画館はいつも満員で、入場出来ない大勢の観客が、その映画館を、幾重にも取り巻いていました。そんな現象がどこの映画館でも、毎日に起きていたのでした。

当然どんな俳優だろうと、関心を持ち映画館に行き、彼が主演俳優として描かれているポスターや看板、スチール写真などから、彼の風貌を見て、人気が出る理由が解りました。彼の映画を見ることにして入場するために、映画館を取り巻いている、大勢の観客の後ろに付いて、長い時間待たされて、館内の人となりました。

スクーリンに、映し出された、石原裕次郎は背が高く、頭の髪の毛は短く刈っていて、これは髪を短く刈った「慎太郎刈」といって、たちまちどの若い男性の頭はこの髪型になっていました。彼は周りを取り巻く、女の子にはもてる、それはうらやましい役を演じていました。またその映画の主題歌も、映画の中で彼が歌っていました。このような人気者でしたから、多くのテレビやラジオのドラマにも多数出演し、また、彼が映画の中で歌った多くの歌を吹き込んだ、レコードも発売されました。

しかし残念なことに、彼は昭和62年(1987)に53歳という、若さで病死しました。映画界にデビュウしてから、病気のために療養生活に入るために、引退を予儀なくされる、26年の間に出演した映画は、103本、彼が歌ってレコードとして、売りだした曲の数は、350曲は、あるだろうと、いわれています。